あなたは便秘ですか?と聞けば、2人に1人はイエスと答えるのではないでしょうか。 今や当たり前のようになっている便秘。 特に女性の方に多く見られます。
便秘は病気
現代医学では、便秘は病気として取り扱われていません。 だけど、実際に何日も便が出ないままでいると、食欲が出なかったり、食後に食べた物がそのままお腹に溜まっている感じがしたり、お腹が膨れてきたりと心地悪さを感じます。 その体のサインは正しく、アーユルヴェーダでは老廃物がきちんと排泄されないことは病気と同じ健康問題と捉えます。 食べた物がきちんと消化され、老廃物は体の外に排出されるのが自然のサイクル。 しかし、何らかの理由で排出できず、体内残ったままになるとどうなるか? 老廃物ですから、そのまま消化されることなくただただ体内で腐っていきます。 恐ろしいですよね。 その状態を放っておくことは、今後別の病気を招く原因になります。 老廃物が溜まったままでいると、ひどい時には悪玉菌が増えてガンになる可能性が高まったり、詰まった腸に老廃物が通過できず逆流してしまったりと、便秘は思ってるよりも体にとって深刻なものです。
便秘が引き起こす不調
+ お腹の張りや食欲不振
+ めまいや吐き気
+ 血行不良や新陳代謝機能の低下
+ 肩こりや腰痛
+ 肌荒れ
+ 慢性疲労、 元気がない
私たちは毎日食事をするため、老廃物が日々作られるのは当たり前。 逆に、老廃物を作り出さない食事法やライフスタイルは、それもまた不健康なこと。 老廃物が規則正しく体の中で作られ、ちゃんと排出するというサイクルが、真の健康に欠かせない1つの条件なのです。
あなたの便の状態は?
あなたの便の状態はどのようなものですか?コロコロ硬くて出づらいタイプ? それとも、ねっとりと重たくべたっとしたタイプ? 1つに便秘と言ってもさまざまな原因があります。
アーユルヴェーダで考える便秘の原因は、大きく分けて2つ。
1) ヴァータの増加による便秘タイプ:ヴァータ体質を持ち、赤ちゃんの頃から便秘気味の人。 もしくは、大人になってライフスタイルの崩れなどからヴァータ(乾きの性質)が増加してしまい、便が乾いてしまうことから出づらくなって便秘になってしまう人。 こういう人の便は硬くコロコロした便が出ます。
2) 未消化物(アーマ)の発生による便秘タイプ:不規則な食事や冷たい物、脂っこいものの取り過ぎなどから消化力が落ちてしまい、食べた物が上手く消化されずに未消化物として体内に残ることからなる便秘。 意外とこのタイプの人多いのではないでしょうか? このような人の便は、粘り気があり悪臭がするのが特徴です。
ヴァータの増加による便秘のセルフケア
ヴァータは乾いた冷たい性質。 これをケアするには、反対の温かく潤いのあるものを意識するのがポイントです。
▪︎ 良質な油を摂る: ギーやオメガ3、オリーブオイルなどを食事に取り入れます。 単純に、乾きには潤いを。 (この単純さがアーユルヴェーダの好きなところ)
▪︎ 温かい食事をする: 生野菜や冷たいものは避けて、茹でる、蒸す、煮るの調理法に変えましょう。 冷たいものはヴァータを増加させます。
▪︎ 白湯を飲む: 内臓を温めて、腸内をお掃除してくれます。 頑固な汚れは水では落とせないのと同じで、温かいお湯の方が汚れは落ちますよね。
▪︎ 下半身を温める: 腰から下、下半身はヴァータの居場所。 下半身が冷える事でヴァータが増加するのと、体が緊張状態になり腸の働きも鈍くなる。
▪︎ 腹部にオイルマッサージをする: 人肌に温めたオイルをお腹に塗るだけ。 ヴァータには、太白胡麻油やホホバオイル、アーモンドオイルなんかがおすすめ。アーユルヴェーダのオイルケアは肌から浸透して内側まで届くと考えます。 なので内から外からオイルケアは必須!
▪︎ 渋いものを取り過ぎない: 渋い味のものはヴァータを悪化させます。 なのでお茶の飲み過ぎには注意が必要! 渋いものは水分の吸収が促進されるため、からだが乾きやすくなります。 そのため便秘に繋がる原因に。
内から外から潤いを意識
ヴァータタイプの便秘に1番オススメなのは、寝る前にホットミルクに大さじ1杯のギーを溶かして飲むこと。 ミルクはお好きなナッツミルクで良いです。 食事やオイルケアで潤いを意識し、規則正しい生活、特に食事はなるべく同じ時間に取るようにしてみましょう。 常温のお水やお白湯も忘れずに! 中にはお茶の飲み過ぎをやめただけで改善された人もいるみたいですよ。
次回は、アーマの発生による便秘について詳しく書きますね!